太陽光発電で得られる収入について調査してみた

こんにちは!
本日は、太陽光発電について取り上げてみます。
読者の皆さんは太陽光発電というとどんなイメージを持たれているでしょうか?
太陽光発電は以前から再生可能エネルギーとして注目されていましたが、売電の仕組みができたことで家庭でも取り入れようと検討される方が増えてきました。
ただ、太陽光発電で作られた電気を売って本当に利益になるのか不安に思っている方は多いでしょう。
そこで今回は、太陽光発電で得られる収入がどれくらいになるのかご紹介していきます。
現在太陽光発電による投資を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

太陽光発電の発電量ってどれくらい?売電収入は?

太陽光発電は名前の通り太陽光をエネルギーに発電できますが、どのくらいの発電できるかご存じですか?
また、売電するとどのくらいの収入になるのでしょうか?
まずは太陽光発電の発電量や売電収入について解説していきます。

■太陽光発電の発電量はどのくらい?

太陽光発電では「kW」や「kWh」といったワードを目にします。
発電量の前に、まずはこの2つの違いからご紹介しましょう。
「kW」は太陽光発電の設備容量として記載されることが多く、どれだけ発電する出力を持っているか示す数値です。
この数値が高いほど発電能力も高くなります。

一方、kWhは発電量のことを指します。
1kWなら1時間で1kWhとなりますが、設置容量1kWの太陽光発電設備で1kWになることはほぼありません。
その理由は、太陽光パネルの出力値は計測用に特殊な状況で測られた数値だからです。

一般的に太陽光発電は設置容量1kWに対して、年間1000kWhの発電量と言われています。
しかし、実際は地域ごとの日射量やメーカーの性能に応じて変わってくるでしょう。

■年間発電量の計算方法

目安ですが年間発電量のシミュレーションは可能です。
発電量の計算方法は「年間日射量(kWh/㎡)×0.85(システム出力係数)」です。

地域によって日射量は変わるので、NEDOのデータベースを参考にしましょう。
エリアや設置する屋根の向き、角度などを入力すると正確な数値が分かります。

太陽光パネルには定格出力の目安は200Wとなっています。
しかし、色々な要因から発電量の過失が生じ、それをシステム出力係数と呼びます。
年間のシステム出力係数は地域や性能によって異なりますが、一般的には0.85が目安です。

■売電収入の求め方

太陽光発電で発電した電気は電力会社に売電できます。
2012年から固定買取制度が始まり、20年間は固定された価格で買取ってもらえます。
売電収入はどう計算していくのか気になる方は多いでしょう。
太陽光発電の売電収入は「売電単価×発電量(kWh)」から簡単に算出できます。
売電単価に関しては毎年国が決めており、年によって単価が違うので注意しましょう。
ちなみに2018年の売電単価は10kW未満(家庭用)で26円、10kW以上(事業用)は18円です。

年間発電量が100,740kWhのケースでシミュレーションしてみます。
「100,740kWh×26円(10kW未満の売電単価)=2,619,240円」という結果になりました。
売電収入は地域によって変わるので、事前にシミュレーションすることをおすすめします。

太陽光発電は将来性があり投資の一つとしておすすめ!

太陽光発電というと節約につながるイメージが多いでしょう。
しかし、売電制度を活用すれば投資としての価値を持つ設備です。
ただ、売電単価が年々下がっているというマイナス要素もあります。

■売電単価は年々下がっている

売電単価は年々引き下げられています。
2015年の場合、10kW未満は33円で今より7円高いです。
10kW以上は同年7月から27円になっており、今より9円上です。
そして、毎年2円から3円ずつ引き下げられ、2019年以降もそのペースで引き下げられるでしょう。
年々単価が下がる理由は補助・助成金が充実して、家庭や事業者で導入しやくになり、普及が進んだからです。
太陽光発電が広まるほど希少価値が少なくなるので、売電単価は下がってしまうわけです。
単価が下がれば利益も減るので、メリットが薄くなると考える人は多いでしょう。
しかし、太陽光発電の売電は20年間行われ、その間の価格は固定されます。
株式投資や不動産投資とは異なり、価格変動のリスクを受けずに済むメリットがあります。
つまり、単価がもっと下がってしまう前に売電を始めれば、20年間は固定された価格で利益を得られるわけです。
20年後の売電価格がどうなっているのか予想はできないので、今から投資してみると良いでしょう。

■太陽光発電は生活でも求められる設備

売電単価が下がったからといって、太陽光発電設備の価値が下がるわけではありません。
日常生活で電気は必要不可欠なものであり、誰でもできる限り節約したいのが本音でしょう。
太陽光発電を導入すれば自宅や会社で電気を作ることができ、それを自家用電気として使えます。
そうなると、電気会社から供給される電気量が減るので、電気代の削減につながります。
また、障害や自然災害により送電がストップすることもあるでしょう。
太陽光発電は予備電力の確保にも貢献してくれる設備と言えます。
今後の生活に求められる設備と考えれば売電単価が低くなっても、太陽光発電自体の価値は失われません。
なので、投資価値は十分にあると言えるでしょう。

■環境保全にも貢献

太陽光をエネルギーにするので、燃料を使った発電よりも二酸化炭素を排出しないメリットがあります。
今、世界規模で温室効果ガスの削減に関する取り組みが行われています。
燃料資源に頼らない太陽光発電は生活のニーズに応えつつ、地球環境に優しいという理由から国をあげて推進されているのです。
また、燃料資源は有限なので、いずれは枯渇する可能性があります。
そのような資源に頼らず発電する方法として、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーは将来性があると考えます。
環境保全に関心を持つ方にとっても投資価値は大きいものでしょう。

投資の際に気をつけるべきポイントを解説します

太陽光発電は安定性のある収益を得られますが、自然災害や出力制御のリスクが伴います。
それぞれの対策をしないと失敗する可能性があるので、気を付けるべきポイントを確認していきましょう。

■自然災害への備え

外に設置されるので自然災害の被害を受ける可能性があります。
自然災害に備え、リスクヘッジしていきましょう。

・商品の選定や施工
20年間安全に運用するためには、商品選びと正しく施工されているかが重要です。
自然災害を受けるリスクが高いエリアは安価の設備だと被害に耐えることが難しいでしょう。
その地域に合った強度の強い設備を選び、施工も安さや工期の短さよりも施工方法や実績を重視してください。
また、設置からアフターフォローが充実した業者だと安心です。

・メンテナンスを正しく行う
太陽光発電設備はメンテナンスフリーと言われていますが、低圧の場合はメンテナンスが必要です。
モジュールの劣化や故障を放置すると発電効率が悪くなり、売電収入が減ってしまいます。
表面の汚れで影になったり、発熱・発火のリスクもあるので、メンテナンスは欠かせません。

・保障体制を確認
保証内容はメーカーによって異なるので、どこまで保障してくれるのか確認しましょう。
中には自然災害に関する補償を用意しているメーカーもあります。

■出力制御対策

発電量が電力需要をオーバーすると、大手電力会社が設備の出力を制御する措置を取ります。
出力制御をされると売電収入が減るので注意しましょう。
これは電力会社の管轄ごとに行われるので、複数所持する場合は設置エリアを分けると良いでしょう。
電力会社の動向や最新情報を把握し、エリアを選んでください。

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